最後からx番目の晩餐

まいにちの夕飯は、いつだってそれが「最後の晩餐」になる可能性をもっている。

2014年5月20日

渋谷にて。

仕事の打ち合わせで、いつもの店に行く。ワインを2杯と、料理を少し。

物足りなかったので、帰る途中でひとりで回転寿司に入る。センター街の「回らない回転寿司」。注文端末と直送の配膳レーンだけがあって、コンベアがない。味と値段はふつうの回転寿司。観光的な楽しみ方をする店だと思う。

いまさらながら、渋谷を歩いているとたくさんの「外人さん」とすれ違う。ファストフード店などでは、隣の席などによく「外人さん」がいる。これは東京生活者にとっては当たり前の風景になっているけれど、これに慣れていない日本人も地方にはたくさんいる。東京で目にするものは、地方で目にするものとは違っている。どちらが偉いとかどちらが進んでいるとかいうのではなく、違いがあるということ。私たちは、「日本人と外国人の違い」はハッキリ目についても、「同じ日本人同士の違い」については評価を忘れがちになる。