最後からx番目の晩餐

まいにちの夕飯は、いつだってそれが「最後の晩餐」になる可能性をもっている。

2014年1月22日

自宅にて、妻と。

タラの湯煮と野菜のバター醤油和え、カブと油揚げの味噌汁、納豆。

魚の切り身に塩を振り、沸かした湯に酒を少し垂らしたところへ入れる。3分程度、湯を沸かさないような火加減で茹で煮する。これを「湯煮」というらしい。

「湯煮」ってナニ?/魚の理想的な調理法 - | 日刊水産経済新聞

魚を入れたあとは沸かさない火加減というのが、やや難しいが、極弱火にすればよいだろう。考えることが少なくて、よい調理法だと思う。

オクラ、シイタケ、シメジ、ニンジンを、タラとは別の鍋でゆがいておく。フライパンにバターを溶かし、少量の水、白だし、醤油を入れて、すべての食材を炒めるようにしてタレを絡める。湯煮にしたタラは、火が通っていないことも焦げ付いてしまうことも心配がなく、味付けだけに意識を集中できる。

オクラがうまい。夏の野菜だろうと思うと、フィリピン産をわざわざ食べるのは抵抗があったが、このところスーパでやけに見かける気がして買ってみた。ヘタの先を軽く切り、塩もみしてから、1分半ほど茹でる。茹で上げたままで食べれば、それでもう十分にうまい。

味噌汁に入れたカブは、しばらく前に買って使い切れない分を、刻んで冷凍しておいたもの。味が落ちているような気はしないではないが、十分。

 


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